中山研究室について
中山研究室の概要をご紹介します。
研究のテーマ
学習行動と人間の諸特性との関係の研究
本研究室の研究は、基本的に人間の学習行動(learnign
behavior)を取り上げ、学習行動にかかわる人間の特性や、学習者がおかれている環境などとの関係を要因分析的に検討しています。
いずれの場合も、実験あるいは調査データに基づいた分析検討によって研究します。 具体的な学習行動のパフォーマンスとして、学習成績、学習に対する主観評価、眼球運動や反応時間などの生体や行動レベルの指標を取り上げて評価しています。
また、これらのパフォーマンスに影響を与える要因としての特性は、課題に依存するものから環境的な要因まで、さまざまな特性を取り上げています。
さらに、教育やコミュニケーション支援システムを目指した、視覚認知やディスプレイ、言語理解などを研究対象としています。
研究スタイル
眼球運動や生体情報による学習行動の評価
- 学習における教育メディアシステムの効果、学習環境の学習や作業への影響、メンタルワークロード、インターフェースの評価。
生体指標(視点移動、瞳孔面積、瞬目、脳波、顔面皮膚温度など)による画像評価・作業および環境の評価/反応時間や音読速度による表示効果測定/学習者としての顔表情/ANNなどの数理モデルの適用と検討
認知的アプローチによる学習過程の検討
- 学習や知覚の過程、メカニズムの検討。学習や作業の過程分析と改善方法の検討。
視覚情報の認識と表示に関する検討。
学習認知実験/視覚情報処理/視覚認知/立体視/物体認識/ディスプレイ評価/表示手法と理解
教育における言語情報に関する検討
- 言語表現・表象と理解の関係、言語による概念表現、情報検索支援、文献やWeb情報の分類
学習情報/言語の統計的性質/言語理解/自然言語/情報検索/Indexing
学習成績や主観評価に基づく研究
- 授業・学習の方法や学習システムの評価、教育メディアの利用と学習効果の検討など。
学習評価法開発/遠隔教育システム/教育訓練システム/インターネット/イメージ評価/数量化モデル
教育システムに関する総合的な検討
- 教育方法や能力開発の評価、教育システムの検討など。
教育実践/生涯学習/教育訓練の効果/教育評価
具体的な研究テーマに関しては、メンバーの研究テーマ、修了・卒業生の研究テーマを参照してください。
本研究室を希望される方へ
人間の認識や行動の評価、教育・学習に興味を持ち、研究テーマについて柔軟な適応力をもっている方であれば、分野を問わず歓迎します。 研究内容については中山までお問い合わせ下さい。